スクロールすると写真付きのニュースが見られます(ラボの日常も少しあります)
2024.10.1 Alexander H Smithさんがメンバーに加わりました!
2024.9.20 学位授与式 Daniel Janowskiさんが博士課程を卒業しました。
2024.9.12 博士2年 阿部寛史さんが筆頭著者の論文がMolecular Ecology誌に掲載されました。
2024.9.12 博士3年 Daniel Janowskiさんが筆頭著者の論文がGlobal Ecology and Conservation誌に掲載されました。
2024. 4. 1 新入生4名が入学しました!皆元気です。
2024. 3. 21 学位授与式 今年は学生3名が修士課程を卒業しました。
2024. 3. 19 博士3年 石川陽さんが筆頭著者の論文がMycorrhiza誌に掲載されました。
2024. 3. 16 博士2年の阿部寛史さんが第71回日本生態学会大会においてポスター優秀賞を受賞しました。コチラ
2024. 3. 10 修士2年の藤井恵理奈さんが第135回日本森林学会大会において学生ポスター賞を受賞しました。コチラ
2024. 1. 31 過去のお知らせはコチラ
2024. 1. 31. ホームページを改修しました。
2025.5.17 蘭光先生が第69回日本菌学会において第34回日本菌学会奨励賞を受賞しました。
「ラン科着生植物の菌根菌に関する研究」というテーマで受賞講演を行いました。
また、同学会の International symposiumでも「 Differences in orchid mycorrhizal diversity between terrestrial and epiphytic habitats in Yakushima-island, Japan 」というテーマで講演を行いました。専攻のHPへ
2025年5月 今年も継代作業を行いました。
毎年、奈良研で保管・維持している菌株200種以上を継代培養しています。その季節が今年もやってきました。
ラボメンバーみんなで協力して作業するので年度初めのイベント(?)としてはもってこいです。
これで、また来年まで菌株が生き残れますように。
2025年5月 奈良先生のお誕生日をお祝いしました。
先日、奈良先生のお誕生日会をしました。
今年は先生の写真をケーキにしてみたところ、みんなびっくり&大好評で楽しいひと時でした。
ナイフを入れるときは躊躇いましたが、ラボメンバーで美味しくいただきました!
2024.9.12 博士2年 阿部寛史さんが筆頭著者の論文がMolecular ecology誌に掲載されました。
本研究は、紀伊半島と四国に分布する絶滅危惧樹木トガサワラと共生する菌根菌トガサワラショウロに焦点を当て、生息地の分断化がその遺伝構造と多様性に与える影響を調査しました。SSRマーカーを用いた解析の結果、集団間で強い遺伝的分化と遺伝子流動の制限が確認され、生息地の分断化が菌根菌の遺伝的多様性の低下や近交弱勢を引き起こしていることが示されました。外生菌根菌に関する初の保全遺伝学研究として、これまで見落とされてきた森林微生物の保全の重要性が明らかになりました。<論文へアクセス>
2024.9.12 博士3年 Daniel Janowskiさんが筆頭著者の論文がGlobal Ecology and Conservation誌に掲載されました。
シナノキ属樹木はマツ科やブナ科など他の外生菌根性樹木とは系統的に大きく離れています。しかし、同属の外生菌根菌群集に関する研究はヨーロッパの公園や街路樹に関するものがほとんどでアジア地域の研究は皆無でした。本研究では、私たちが先行研究で扱ったシナノキに加え、西南日本に分布するヘラノキの外生菌根菌群集を調べました。その結果、シナノキ属の2種は他の外生菌根性樹木に比べて子嚢菌と共生する頻度が有意に高いことが明らかになりました。また、非常に多様な菌根菌と共生しており森林の菌根菌ネットワークにおいて重要なハブ機能を有していることが示唆されました。<論文へアクセス>
2024. 3. 19 博士3年 石川陽さんが筆頭著者の論文がMycorrhiza誌に掲載されました。
鹿児島県の口永良部島において、火山泥流跡地に更新したクロマツ実生の根に共生する菌類を調査しました。計54のクロマツ実生を対象に、外生菌根菌、アーバスキュラー菌根菌、Dark septate endophyteの感染の有無や菌種を調べたところ、ショウロ属やチチアワタケといったマツに特異的な外生菌根菌が高頻度で感染していました。一方、アーバスキュラー菌根菌やDark septate endophyteはそれぞれ2個体からしか検出されませんでした。また、外生菌根菌に感染した実生は、非感染の実生と比べて葉のNやP量が2~3倍になることが明らかになりました。これらの結果から、一次遷移においてもマツに特異的な外生菌根菌がいち早く裸地に分散し、実生の定着に寄与していることがわかりました。<論文へアクセス>